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2005年12月30日 (金)

「青辰」 も廃業

神戸の元町通りにある小路を南下すると 「青辰」 という穴子ずし専門店があった。これも12月28日(水)記載の 「かき十」 と同じで、震災後に廃業してしまった。
JR神戸駅の東からJR元町駅に続く元町通りは、昔、神戸で一番の繁華街で、元ブラと称して往事のモボ・モガが闊歩したものだった。今は中心が東にずれて、元町から三宮に通じるセンター街の方にすっかりお株を奪われてしまった。

10人ほどしか座れないカウンターだけの店で、かなり偏屈なおじいさん3人でやっていた。女性従業員はいなかったと思う。昼の12時を過ぎると 「終了しました」 の木札が入り口にぶら下がる。だから飛び込みでは一寸食べさせてもらえなかった。予約をするわけだが、「朝は2時過ぎから当日の仕込みをしているから、朝早く電話で予約してください。」とのことだった。

料理はあなごの押し寿司と海苔巻きがセットの一人前で、これ以外はちらし寿司だけのメニュー。海苔巻きは海苔の端がぴーんと立ってて、シャキシャキと音を立てる。何人かで行ってカウンターに並んで座ると、黙っていてもこのセットの皿が並ぶ。目の前で作って順番に出てくるが、普通は同行者全員の料理が揃うまで手を付けない。ところが、ここでは待っていたりすると、握っているおじいさんに怒鳴られてしまう。「海苔が湿るから、すぐ食べなさい!」

押し寿司の穴子も抜群で、肉厚でこんなたれの旨い穴子は、他の寿司やではお目にかかれない。病気で入院していた父親に、時々買っていって喜んでもらった。値段かかなり高くて、普通の上にぎり代ぐらいは払わせられた。それでも昔からの常連らしい人たちで、いつも満員だった。こんなすばらしい店が無くなってしまうなんて、本当にもったいない。

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コメント

はじめまして。BOYAと申します。神戸出身ですが仕事で関東に移り住んで20年になります。しばらく前に青辰に行こうとして見当たらなかった為調べていてこちらにたどり着きました。青辰もかき十もなくなったとのことでちょっとショックです。少し、ページをめくらせていただくと懐かしい地名や店がありうれしく思いました。ときどきお邪魔させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

投稿: BOYA | 2006年2月12日 (日) 12時53分

BOYA さん、コメントをありがとうございました。
青辰もかき十もなくなってしまいました。ざんねんです。震災でかなりのお店が廃業しています。しかし、それに代わって、新しい店もできています。その方の探訪もボチボチやりたいものだと思っています。

「ボーヤのきまぐれフライパン」も拝見しました。スタートが同じころのようですね。

投稿: 古希じい | 2006年2月12日 (日) 13時43分

「青辰」確かここにあったはず…南京町を西に抜けたところ…
元町に行くたび何度か探したが自分の記憶がおかしいのかと思っていたら友達が震災で閉めたらしいと教えてくれた。今頃!?って感じですよね。書き込みとか全くした事が無いのですが、どうしても誰かに聞いてもらいたくて、初めてコメントとかいうのをさせていただきます。(こんなんでいいのかな?)
20年近く前OLをしていた頃、先輩に連れて行ってもらって以来、あの海苔の香りとぷりっぷりのどんこ椎茸にはまりました。はじめは値段に驚きましたが、リッチなOL時代でしたから昼休みによく行きました。人数の多いときは2階の個室(?)に通してもらえたのでよかったですが、カウンターの時は話をするのも怒られそうな雰囲気の中で黙々と食べた記憶があります。予約の時間に少しでも遅れると次の人に回されてしまうという噂も聞いていたので、遅れないように必死で走って行ったものでした。ずっと忘れられずにいたので、もう食べられないのかと思うとショックです。めっちゃ食べたい~!!

投稿: びぎなー | 2011年10月13日 (木) 00時38分

びぎなー さん、コメントをありがとうございます。
青辰がなくなって残念がっている人は少なくありません。

本当のプロが食べさせてくれる店がだんだん少なくなっていきます。時代の流れですね。

青辰とは全く違いますが、アナゴが美味しい店があって、最近はそちらによく行きます。
須磨寺の 「志らはま鮨」 です。

「志らはま寿司」 の穴子
をご参照ください。

では、これからも宜しくお願いします。


投稿: 古希じい | 2011年10月13日 (木) 06時21分

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