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2008年11月28日 (金)

足がかゆい、顔の皮がむける

足がかゆい、頭がかゆい、顔の皮がむける。歳をとるとろくなことがない。次から次へと多発してくる。顔は2~3ミリの、頭のフケみたいなものが付いている。擦ると取れるが、また剥けてくる。若い時は少々薄汚れていても、輝いて見えるが、年をとるとそうはいかない。清潔にして、見てくれもよくしておかないと、と思っている。

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近所の皮膚科に行ってみた。足は加齢性の乾燥肌です、軟膏をあげますから風呂上がりによく塗り込んで、保湿に注意して下さい、ごしごし擦ったりしないように、とのこと。顔は、こちらも加齢性に違いないが、反対に、脂漏性の皮膚炎で、頭のフケと同じです、といって、顔・頭皮用のローション、ニゾラールを処方してくださった。

体型がひょろっと痩せ型で、身体の脂肪も少ない方だし、いわゆる脂顔ではない。顔は毎日洗っている。それなのに、顔の毛穴から脂肪が漏れだし、乾燥して、こうなるとか。上が脂肌で下が乾燥肌なんてことがあるのですか、と尋ねてみた。年寄りにはこんな症状が多いそうだ。

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これも加齢性だが、最近、顔に小さなイボが数個できている。こちらは諦めていたのに、サービス精神旺盛な先生が、これは取ってあげますと、ピンセットを使って、冷たい薬を塗って下さった。ピリッとして少し痛かったが、一週間ほどで取れるそうで、こちらは、いささか楽しみだ。

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2008年11月26日 (水)

落ち葉清掃日

昨日は落ち葉清掃日だった。神戸市から、道路清掃車が巡回しますので、歩道などの落ち葉を、車道に掃き出しておいて下さい、との通知があった。各家庭では朝早くから、一斉に箒を持ち出して、歩道やグリーンベルトだけでなく、溝の中にたまった落ち葉まで、掬いだして車道にばらまいた。

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一昨日の雨で落ち葉は濡れており、掃きにくかったが、そんなことは言っておられない。昨朝は幸い風もなく、好天に恵まれたので、みんなが頑張った。やがて清掃車がやって来て、すっかりきれいにしてくれた。といっても、まだまだ葉は落ちるので、ほんの一時のことだが、それでも気持ちがよい。

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我が家の周辺はトウカエデだが、少し離れるとイチョウ並木になっている。日を浴びたイチョウの落ち葉は、とても素晴らしい眺めだし、はらはらと風に舞って落ちてくる葉も風情があって好ましい。だが、落ち葉掃きが大変だという住民の要望で、先日から早々と剪定を始めている。残念だが致し方ない。

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こちらのトウカエデは、われわれがなにも言わないので、毎年、落葉後の剪定になっている。その代わり、落ち葉掃除がしんどい。落ち葉掃きか紅葉か、難しいところだが、家の周りには、落ち葉一枚でも許せない、というような潔癖性では、この辺りに暮らせないように思う。

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清掃車の仕事を見ていると、自衛隊の海上給油を思わせるような出来事に出会った。清掃車にダンプカーが追従していて、清掃車にたまった落ち葉を、時々、ダンプに移し替えていた。これなら効率よく作業ができるだろう。

今朝起きて外に出てみると、落ち葉は元の木阿弥、昨朝の清掃車が来る前とほとんど変わらない。昨日は午後から風も出てきたので、新しい新品の落ち葉がいっぱいだった。税金を無駄遣いしたみたいで、変なな気分だ。神戸市はこんなことをやってて大丈夫かな。

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2008年11月25日 (火)

赤いナンテンの実

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秋になると、いろいろなものが実を結ぶ。いつも頂戴しているご近所の富有柿、庭では、昨年2月9日にモチノキが満艦飾で書いたモチノキ、今年1月5日に書いたマユミ(檀、真弓、檀弓)Ⅱ、去年11月2日のコムラサキ(小紫)、昨年11月30日にマンリョウ(万両)の実が赤く熟したで書いたマンリョウ、などなど。

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2006 年 7 月 19 日にナンテンの花が咲いたで書いたナンテンも、真っ赤になった。モチノキなどはすぐ鳥に襲われて、丸裸にされてしまうが、ナンテンは鳥害も少なく、年を越しても、たっぷり残っている。ヒヨドリも木の実を選ぶらしい。

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今年2月3日の大雪の日。写真クリックで、画像拡大

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2008年11月22日 (土)

小西さん 感謝。モミジバフウ{紅葉葉楓)でした

11月14日の「秋は、夕暮」、イタヤカエデで書いたイタヤカエデはモミジバフウ {紅葉葉楓) だった。小西悦夫さんがコメントを付けて下さって、アメリカフウ (アメリカ楓) ではないかと、お教え頂いた。

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切れ込みの大きい葉と小さい葉、クリックで写真拡大

モミジバフウはマンサク科フウ属に分類される落葉高木で、学名は Liquidambar styraciflua。原産地は北アメリカの中南部から中央アメリカで、日本へは大正時代に渡来している。アメリカフウ (アメリカ楓) ともいい、米語では Sweet Gum、Red Gum とか。

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ぶら下がった果実、クリックで写真拡大

Liquidambar (リキダンバー) は、ラテン語の 「 liquidus (液体) 」 とアラビア語の 「 ambar (琥珀) 」 の合成語で、幹から出る芳香性の液に由来。「 styraciflua 」 は 「樹脂を含む」 を意味するそうだ。

生長が早く、大気汚染にも強いうえ、性質もおおむね強健で、紅葉がとてもきれいなこともあって、日本では街路樹・公園樹として植えられるが、アメリカでは材木としても使われている模様。

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苔の生えた樹皮、クリックで写真拡大

若枝は、コルク質の綾がある。樹皮を傷つけると甘い樹液が出て、その昔アメリカインディアンたちはチューイングガムを作ったり、怪我や皮膚病の薬として使っていた、といわれている。

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2008年11月19日 (水)

あなたの家にかえろう

「あなたの家にかえろう」 というパンフレットを頂いた。「お問い合わせ先」 をみると、「おかえりなさい」 プロジェクト事務局となっている。ありがたいことに無償配布していらっしゃる。

住所は 尼崎市武庫元町2-12-1 さくらいクリニック内、とある。電話は 06-6431-5555。

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昔、祖母と両親、私たち夫婦に長男と、一つ屋根の下で暮らして、文字通りの四世堂々だった昭和30年代に、脳溢血で祖母は亡くなった。自宅の浴室で異常を感じた祖母の声を聞きつけて、家人が救出した。それから自室で寝たきりになり、近所の内科医の往診が続いた。

今では信じられないようなことだが、乗用車は持っていたのに、当時は自宅に電話がなかった。大抵は夜に容態が急変して、大あわてで医師を車で迎えに行った。結局祖母は自宅で、家族に囲まれて永眠した。

亡父は、今思えばC型肝炎だったようだが、当時はまだ発見されていなくて、非A非B肝炎と診断されていた。それが肝硬変を経て肝ガンになった。入退院を繰り返して、最後に退院した後、尿毒症でおかしくなり、緊急入院して亡くなった。

母は祖母と同じ脳溢血。夕方に自宅で 「足がしびれる」 と訴えた後、すぐに意識不明になった。かかりつけ医の電話指示に従い、その医師が手配して下さった総合病院に、救急車で入院して、その夜中に亡くなった。

こうして家族を見送ってきたが、今度は自分たち夫婦の番が巡ってきた。再起不能なのに、病院でパイプに繋がれて、生かされるのは嫌だ。家族に看取られながら、住み慣れた自宅で死にたい。幸いなことに、往診して下さる内科の先生も近所においでになる。これは贅沢というものだろうか。

常日頃から、こんなことを考えていて、「あなたの家にかえろう」 に出会った。このパンフによると、2006年4月から、在宅療養支援診療所という制度も出来ている。介護保険料も年金からの天引きで、きっちり納めている。終末在宅のシステムも整い始めたようだ。

このパンフは、たった28頁の小冊子だが、未知から来るいろいろな不安に、しっかり答えてくれる。読んでみると、自信が湧いてくる。この資料に勇気づけられ、死ぬのは自宅でと、夫婦で決めた。

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2008年11月17日 (月)

キクキンウワバ(菊金上羽)が羽化した

今年3月21日に書いたオウバイ(黄梅)の枝先に、小さな葉をベタベタと貼り付けた丸い塊を見付けた。何かの蛹が入っているようだった。で、枝を折りとって室内に保護した。

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それが半月後に羽化した。出てきたのは、キクキンウワバ (菊金上羽) だった。ヤガ科キンウワバ亜科 Thysanoplusia 属に分類され、学名は Thysanoplusia intermixta。日本、中国、台湾など東アジアなどに広く分布しているとか。

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成虫の開張サイズは38~42みりで、4~11月に出現する。かなりポピュラーな小型の蛾。茶褐色で、前翅に大きな黄色い紋があり、この黄色い部分が、暗所では緑色だが、日光が当たると、金色に輝き、まるで細かい金箔を敷き詰めたかのように美しい。こんなに光って、保護色的になるのか、心配だ。

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頭の後ろには、まるでチョンマゲのような、奇妙な飾りが付いている。同じヤガ科のウリキンウワバも同じで、背中のあたりに妙な突起があるのが特徴。ヤガ科のキンウワバ亜科と呼ばれるグループの蛾は、こんな出っ張りを持ってるものが多い。昼間から飛びまわって花の蜜を吸う。

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幼虫にはお目にかかったことがないので定かでないが、終齢体長が35~40ミリで、タンポポ、キク、ゴボウ、セリ、ニンジン、イラクサ、などの葉を食べるそうだ。葉の裏に糸を張り、葉をつづって粗繭をつくり、蛹になる。

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2008年11月14日 (金)

「秋は、夕暮」、イタヤカエデ

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休日の朝、久しぶりの快晴で、秋晴れが嬉しかったので、近くの公園まで行ってみた。真っ青な空の下、朝日を浴びて、すっかり紅葉した大きなイタヤカエデと、街路樹に植えられたイチョウの黄葉と、コントラストが素晴らしかった。

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清少納言は枕草子の中で、「秋は、夕暮」 と書いているが、彼女は、こんなすがすがしい朝の秋を体験したことがないのでは。彼女の朝といえば、御殿で夜更かしをしたまま迎えた朝だったはず。秋の夕暮れも風情があって、いいものだが、朝にはかなわない。

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ところで、このイタヤカエデ、昔から勝手にそうだと思い込んでいたのだが、念のためにと思って図鑑を調べてみると、間違いらしい。イタヤカエデは紅葉しない、黄葉するのだそうだ。ならばこの木は、名前は一体何だろう。どなたかご存じの方がおいででしたら、お教え願えませんでしょうか。

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2008年11月12日 (水)

ホシヒメホウジャク(星姫蜂雀蛾)の羽化

10月30日の4回目のヘクソカズラとホシヒメホウジャク(星姫蜂雀蛾) に登場した蛾の一頭が羽化した。蛹同様、かなり小さい。

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手乗り成功、写真クリックで画像拡大

ホシヒメホウジャク(星姫蜂雀蛾)の学名は Neogurelca himachala sangaica で、スズメガ科ホウジャク亜科に分類されている。分布は北海道から本州、四国、九州、対馬、種子島、屋久島まで広く、さらに朝鮮、中国にまで分布しているそうだ。

成虫は開張サイズが35~40ミリと小さく、灰褐色地に黒褐色の紋があり、後翅に黄色い模様があって、前翅後縁の湾曲が大きい。飛んでいる時は、他のガやチョウがヒラヒラ、あるいはパタパタという雰囲気なのに対して、ブーン、ブーンとハチのような音がする。それで、「蜂雀」 という名がついた。

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オスの触角には太く短い鬚があり、尾毛は丸みがあるが、メスの尾毛は角張っているそうなので、これはメスかもしれない。胴体の割に翅が細く、突出した部分もあり、とまっていると枯葉のように見える。腹に黄色い模様が対になって見られる。

蛾は夜間に活動するものが多いが、この種は昼間に飛び回り、ホバリングをしながら花で吸蜜する。大抵の昆虫は蛹になって越冬するが、この蛾は成虫で越冬する。日本のスズメガの仲間で、成虫で越冬するのは、この他にはクロホウジャクだけ、とか。

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腹側を写した、対になった黄色い模様。写真クリックで画像拡大

念のために、いつもお世話になっている新・蛾像掲示板に写真をアップして確認していただいた。さっそくクプクプさんから、間違いなくホシヒメホウジャクだとのお墨付きを頂いた。生物の同定は個体差もあって難しい。

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2008年11月 9日 (日)

ミセバヤ

ミセバヤの栽培は意外と難しい。数年前に知人から頂いた小さな鉢植えだが、なかなか花を見せてくれない。虫に食われたり、病気になったりで、手間がかかる。今年になって、株張りも大きくなり、やっと花芽が付いた。まだまだ花数は少ないが、初開花なので大事にしてきた。それがやっと開花した。

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ミセバヤはベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の耐寒性多年草で、学名は Hylotelephium sieboldii ヒロテレフィウム。旧学名は Sedum sieboldii セダムといい、別名はタマノオ (玉の緒)。学名のsieboldii は日本植物の研究者であるシーボルトの名前から付けられ、Sedum は、ラテン語の 「 sedere (座る) 」 が語源。

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古語で、「ミセバヤ」 の 「見せ」 は 「見す」 の未然形、「ばや」 は希望をあらわす願望の終助詞、「見せたい」 を意味し、花が優美なことを表す。

開花期は10~11月で、原産地は日本だが、東アジア原産説もある。現在は香川県の小豆島、寒霞渓にだけ自生している、とのこと。

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他所のお宅で見るような、豪華な花数ではないが、なにしろ初物なのでありがたい。来年こそは、株じゅう花だらけにしてみたいと、頑張りたいが、なにをどうすれば頑張ったことになるのか定かでないので、いささか困っている。

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2008年11月 6日 (木)

一人前に成長したハラビロカマキリ

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今年7月2日にハラビロカマキリの誕生で書いたハラビロカマキリが、一人前になって姿を現してくれた。ひょっとすると、他所で生まれた子かも知れないが、心情的には自宅の庭で出産したものと思いたい。

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前翅の中ほど左右に1対の白い斑点があり、前脚 (カマ) の基節には3個の黄色いイボ状突起があるので、まず、ハラビロカマキリに間違いなさそうだ。胸部が比較的短いし、腹部は幅広に見える。今年も庭のどこかに産卵して、世代を絶やさないように願っている。

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2008年11月 3日 (月)

血盟、覇者が牛耳る

中国の、それも紀元前の話だが、春秋戦国時代というのが5百年ほど続いた。周という国が封建制度を敷いて、各地に王族や重臣たちを諸侯として封じていた。やがて周王室の力が衰えて、諸侯が力を持ち、自立しはじめた。

室町幕府がありながら、上杉謙信や武田信玄、今川義元、斎藤道三、織田信長といった群雄が割拠した日本の戦国時代と変わらない。

中国の話に戻って、比較的強かった諸侯の一人が、他の諸侯たちに呼びかけて、会盟を開いた。会盟というのは、名前の通り、集まって誓いを立てることだが、当初の基本的なテーマは、周王室を尊重することと、尊重しない諸侯がいれば、これを討伐する、ということだった。

諸侯が、お世継ぎの太子を決めていても、歳をとってから侍妾に男子が産まれて、その侍妾に、その子をお世継ぎにして欲しいとせがまれると、太子を変更したりすることもあった。それがお家騒動を引き起こし、世が乱れるもとになるので、途中で太子を変更しない、といったことも取り決めたりした。

このように、春秋時代に周王朝に代わって、強大な力を持ち、天下の事を取り仕切った諸侯を覇者と呼ぶ。覇者となった斉の桓公、晋の文公、楚の荘王、呉王闔閭、越王句践を、特に春秋の五覇という。特に前の二人は、「斉桓晋文」 と呼ばれて、誰もが認める覇者だった。

覇者として認められる条件としては、他国を圧倒するにたる強大な国力を持ち、諸侯を召集して会盟の会頭をつとめ、天下の事を取り決める。そして、小国を守り、滅ぼされた国の復興などもし、夷狄を討ち、中原諸国の安寧に貢献する、などが挙げられる。

会盟の儀式には牛が生け贄にされ、覇者が牛の耳を切り取り、会盟者全員がその血を飲んで誓約としたことから 「牛耳を執る」、「牛耳る」 という言葉が生まれた。今の日本を牛耳っているのは誰だろう。それより、世界を牛耳っているのは誰だろう。

ブラウン英国首相かブッシュ米国大統領か、国連総会にしても安保理事会にしてもそうだが、G7やG8、「G7+BRIC (露中印伯) + その他の主要国」 などは、どうみても古代中国の会盟とそっくりに思える。尊崇すべき周王朝に代わって 「人々」 がいる。

「上海協力機構」 を通じて中国との戦略的な関係を強化し、今春には中国の他、インドとブラジルも呼んで、初めてのBRICサミットを開いたロシアのプーチン首相などもプチ覇者に見える。

11月15日にワシントンDCでの開催が決まったブレトンウッズ2だが、当初、英国や日本の政府は 「拡大G8として開催する」 と発表したが、その直後に米政府が 「G20として開催する」 と発表し、米による鶴の一声でG20としての開催に決まった。

改選前で死に体のはずのブッシュ大統領でも、これぐらいの力は持っているらしく、さすがは覇者にふさわしい。それにしても、牛耳がペンのサインに代わっただけで、これでは2千5百年経っても人類は全く進歩していないことになる。これが人類のサガかもしれない。

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2008年11月 1日 (土)

FF式石油温風暖房機

暖房のシーズンがやって来た。寒がりだし、海抜330メートルの高地だし、おまけに血の巡りが悪くて加齢性足冷え症とくるから、暖房は欠かせない。電気コタツ、電気毛布、FF式石油温風暖房機、エアコン、大阪ガスの給湯暖房装置にトイレの電気温風暖房機と、これでもか! というぐらいだ。

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9月も中下旬にはもう一部が稼働し始め、6月中下旬頃まで続く。だから冷房費は大したこともないが、暖房費は猛烈だ。暖房費にも食費のエンゲル係数みたいなものがあれば、いやいや、そんなものはない方がいい。ともかく、暖房費を払うために働いているようなものだ。

その中でも特に稼働率の高いFF式石油温風暖房機は、三菱製だが、暖房効率が高くて、すぐに部屋が暖まる。エアコンの温風など足もとにもおよばない。おまけに故障知らずで、今のは20年ほど昔に買い換えたものだが、毎日元気に働いてくれる。

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しかし、あまり古いので不安になって、先日、業者の方に点検をお願いした。分解してみると、ものすごいホコリで掃除機と濡れゾウキンとが大活躍。20年分の汚れをきれいに落としていただいた。ホコリがとれて、目詰まりなどが無くなったから、温風の出がよくなったはずです、といわれた。

今回は全く異常なしでよかったが、古い製品で、製造も中止になった型式なので、部品交換などは難しい、とのこと。買い換えるといっても、屋外に灯油タンクを設置して、灯油を燃やし、壁に開けた穴に煙突を通して、屋外に排ガスを排出するような、この種の製品は、もう製造していないそうだ。

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屋外灯油タンク 排気筒
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CO2排出規制の影響か、三菱だけでなく、昔作っていた家電メーカーも、製造を中止している。2005年には松下電器も製造撤退して、ナショナルショップにはコロナ製の石油暖房機器を置いている。

家電のエアコンだけでは到底満足できないので、この暖房機、何とか頑張ってもらいたい。死ぬまで使いたいから、こちらの寿命が尽きるまで、もう少しだと思うので、ぜひともご健在で長生きして欲しい。

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