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2009年6月28日 (日)

神戸 しあわせの村通信 21 続々階段

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6月20日に書いた神戸 しあわせの村通信 20 続階段の階段よりさらに南よりの階段を見付けた。この階段も負けず劣らず雑草ぼうぼうで、利用者は少なそうだ。除草もされないまま放置されている姿が、哀れを誘う。ここも手すりを握ろうとすれば、雑草の上を歩かねばならない。

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とりあえず登ってみた。途中にトンネルがあって、通り抜けるとコンクリート製の階段が待っていた。登り詰めた道路は南入口ゲートの南側だった。ひよどり台からヘアピンカーブを経て、南ゲートに向かう途中で、このバス道を先ほどのトンネルでくぐり抜けたことになる。

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階段は全部合わせて113段あった。これ以上は行くあてもないので、足場の悪い階段を、ヨタヨタと下って、もとの外周遊歩道に戻った。前回の、南ゲート北側に出る階段と似たり寄ったりの、おもしろくもない階段だった。階段を見ると登ってみたくなるのは、生まれついてのサガのようだが、もう止めにしよう。

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南口ゲートを南側から、写真クリックで画像拡大

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2009年6月25日 (木)

外来語、翻訳、カタカナ 続編

6月2日付け外来語、翻訳、カタカナの続きになる。昔は外国の国名や地名を漢字で表記して、それにルビを振っていた。今でもその名残で、アメリカは米、イギリスは英、ドイツは独、フランスは仏、ロシアは露などと表記している。カタカナ3~4文字を漢字1文字で表せるから、書くのは楽だしスペースも少なくて済む。

ただしイギリスがはじめから英だったわけではない。イギリス=エギリスを英吉利と漢字表記し、その頭文字を採って英にした。米もアメリカ=メリケンを米利堅と音訳して米。神戸にはメリケン波止場がある。フランスは仏蘭西の仏、ドイツは独逸の独、イタリアは伊太利亜の伊などとなっている。

これをみると外国名の音が、当時の日本人にどのように聞こえていたかも推察できる。アメリカはメリケンと聞こえていたようだし、イギリスはエギリスと聞こえていたようだ。ドイツも英語のジャーマンではなく、ドイツ語のドイッチュをドイツと聞き、その音から独逸になっている。

だが、アメリカは米利堅だけではなく、亜米利加、亜墨利加、亜美利加、美理可など、いろいろな表記があり、まちまちだった。しかしたいていはアメリカとルビを振っていたので、読むのに困るということはなかった。やがて漢字を省略して米としたり、ルビをそのままアメリカとするようになった。

世界地図を開いて国名や地名だけでなく山や湖川まで、片っ端から漢字化していく作業は大変だったと思う。市俄古=シカゴのように音をそのままというのが多いが、なかには 「剣橋」 と書いてケン ブリッジ ( bridge ) と読ませるような、音と意味とが合成された傑作もあった。

そのほかにも主な漢字と略漢字を挙げておこう。

国・地名漢 字略漢字
ヨーロッパ欧羅巴
カナダ加奈陀
ブラジル伯剌西爾
ニュージランド新西蘭
ポルトガル葡萄牙
ノルウェー諾威
オランダ和蘭、阿蘭陀
オーストリア墺太利
スペイン西班牙西
ベルギー白耳義
ウィーン維納

漢字の国、中国ではカタカナがないので、当然ながら全部漢字表記になる。日中全く同じというのもあれば、微妙に独自性を発揮しているのもあり、比べてみるとおもしろい。国名にかぎって以下に表記してみる。

国 名日本語中国語
アメリカ亜米利加亜美利加
アメリカ合衆国亜米利加合衆国美利堅合衆国
インド印度印度
ビルマ緬甸緬甸
タイ
オーストラリア濠太刺利澳大利亞
オーストリア墺地利奥地利・奥地利亞
イタリア伊太利亜義大利・意大利
フランス佛蘭西法蘭西
ドイツ独逸徳意志
ベルギー白耳義比利時
スイス瑞西瑞士
オランダ和蘭荷蘭
デンマーク丁抹丹麥
ハンガリー洪牙利匈牙利
フィンランド芬蘭芬蘭
ロシア露西亞・魯西亞俄羅斯
イギリス (ブリテン)大不列顛・英吉利大不列顛
イングランド英蘭英格蘭
スコットランド蘇格蘭蘇格蘭

ついでに、国名以外の地名についても比較してみる。

地 名日本語中国語
アフリカ阿弗利加阿非利加
ラテン羅甸・拉丁拉丁
ワシントン華盛頓華盛頓
ニューヨーク紐育紐約
サンフランシスコ桑港聖佛蘭西斯科
ロンドン倫敦倫敦
ベルリン伯林柏林
パリ巴里巴黎
ローマ羅馬羅馬
ハンブルク漢堡漢堡
モスクワ莫斯莫斯科
シンガポール新嘉坡新嘉坡
バンコック盤谷盤谷

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2009年6月23日 (火)

レモンバーム

2007年4月にタキイ種苗の通販で、レモンバームを購入し、植木鉢に植え付けた。葉も収穫できたし、花も咲いてみせてくれたし、万事順調だったのだが、昨年の秋に枯れてしまった。枯れた株を鉢から取り出してみると、鉢一杯に広がった根が根詰まりしていた。露地植にでもしていればよかった。

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がっかりしていると、今年の春になって、鉢を置いていた近くで、こぼれ種が発芽しはじめた。露地植にしておけば、こぼれ種が勝手に芽を吹き、雑草みたいに広がりすぎる、とは聞いていたが、本当だった。やった!という気持ちで、逐次ポリポットに植えてきた。

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自宅用は2~3株もあれば充分だし、また勝手に増えそうだから、残りはご近所さんや会社の同僚にでもお裾分けしよう。世の中万事このように行けば、幸せ人生だが、世間はそれほど甘くない。だが、すくなくともレモンバームはうまくいったわけだ。

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レモンバームはシソ科メリッサ属の多年生ハーブで、学名は Melissa officinalis メリッサ オフィキナリス。学名の Malissa メリッサは、ギリシア語、ラテン語ともに蜜蜂という意味らしく、これが語源になったようだ。ただしギリシャ語もラテン語も知らないので、定かではない。

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原産地は南ヨーロッパ地中海地方で、現在主に、イタリア、ハンガリー、エジプトで栽培されており、この精油の大部分はフランスで生産されてている。開花期は6~8月で、小さな白い花をつけ、それがミツバチをひきつける。

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葉はレモンバームの名の通りレモンの薫りがする。梅雨明け前に収穫をかねて枝を1/3切り戻しておくと立ち枯れの不安が少ない。メリッサ油とレモン油はよく似ているが、レモンバームのほうがレモンに比べてより繊細な感じで、独特の芳香を放つ。

乾燥させた葉はティーに入れる。生の葉は刻んでサラダや各種のソース、ソーセージ、オムレツなどの風味づけにする。ホワイトリカーを使ってハーブ酒を造ることもできるそうだが、面倒だし、好みでもないのでやったことがない。

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メリッサの精油は、刺激作用よりも強壮作用を発揮し、心臓、神経系統・消化器系統および子宮を強壮にする効果があるそうだ。 気分を鎮静させ、心を穏やかにし、抑うつ症を好転させたり、呼吸と脈拍を緩慢にし、血圧を下げ、平滑筋の痙攣を静める力もある、とか。

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2009年6月20日 (土)

神戸 しあわせの村通信 20 続階段

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しあわせの村に入るのは、大きく分けて南北入り口2箇所のどちらかを通る。どちらもバス道で、かなり急な坂道になっている。南入口などはヘアピンカーブまで付いている。歩く場合は、見ただけでうんざりしそうな、あるいは挑戦意欲をかき立てそうな、長~い階段が待っている。

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この高度差を登る。写真クリックで画像拡大

この階段は手入れができていないのか、歩く人が少ないのか、雑草の天下になっている。両側は特に繁茂していて、手すりを握ろうとすると、雑草の上を歩かされる始末だ。村内は毎日のように手入れされていて、雑草なども定期的に除草しているのに、ここは道路扱いをされていないようだ。

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モダンな感じの南口ゲート。写真クリックで画像拡大

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上から見下ろす。写真クリックで画像拡大

しかし、がんばって昇ってみた。途中から景色がよくなる。上まで行くと、南入口のゲートがすぐで、バス道に行き着く。下から数えて134段あった。踏破しただけのプレゼントが待っていた。すばらしい見晴らしで、モダンなゲートの横には、はるかに明石海峡大橋と、淡路島が望まれた。

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明石大橋と淡路島。写真クリックで画像拡大

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2009年6月18日 (木)

ナガミヒナゲシ (長実雛芥子)

5月10日にホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ その Ⅰでも書いたように、雑草というにはもったいないような、見事にきれいな花を咲かせる草もある。ナガミヒナゲシの可憐な花が、そよそよと吹く風に揺れる風情などもたまらない。

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庭の片隅にキクによく似たロゼット葉を見付けた。たいていは抜いてしまうのだが、どんな花が咲くのだろうと、好奇心で残しておいた。やがて細い花茎がするすると伸びて、赤い花を咲かせた。路傍でよく見かけるナガミヒナゲシだった。

ナガミヒナゲシはケシ科ケシ属一年草で、学名は Papaver dubium L.。和名のナガミヒナゲシ (長実雛芥子) は、蒴果が他のケシ科の植物に比べ細長いことに由来するそうだ。原産地は地中海沿岸から中欧地方で、昭和36年に東京都世田谷区で初めて確認され、日本への帰化が確認された、とか。

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秋から冬、11月頃に発芽し、4月から5月ごろに開花するが、一日花なので、切り花などには不向き。このライフサイクルは、冬が比較的温暖で、降水量が多く、夏は乾燥するという地中海沿岸の気候特性に対応したものといえる。

花は赤色~朱色でよく目立ち、花弁は十字対生4枚、雄しべ多数。中央部のめしべの柱頭は円盤形で4本から8本の筋状、7・8本のものが多いとか。つぼみは頭を深々と下げて開花を待つ。毛が密生する萼に包まれているが、開花するときには萼を脱ぎ捨てる。

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葉は1~2回羽状に深裂し、立った毛がやや密に生え、朝には降りた霜がとけて水玉となる。毛によって霜が葉に直接付くのを防止しているし、水に濡れるのも防いでいる。茎は毛がやや密に生え、高さ10~60センチで直列し、大きい株では上部で分枝する。

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蒴果は長卵形で無毛、ナガミ (長実) ヒナゲシの語源となる。熟すと、子房の上の円盤状のおおいが上に反り、種子が出る隙間ができる。円筒形の子房の上のふたのようなところにある柱頭が放射状に見え、種子が出てくる隙間がおもしろい。

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蒴果を割ってみると、中には小さな種子がたくさんつまっており、「芥子粒ほど小さい」 という言葉が生まれたのも理解できる。それにしても、この種子、どうやって、うちの庭にやって来たのだろう。

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アルカリ性土壌を好むらしく、コンクリートによってアルカリ化した路傍や植え込みなどに大繁殖しているのがよく見られる。非常に繁殖力が強いので、うっかり庭に植えて、種を放置すると、来春は、いちめんのナガミヒナゲシ畑になりかねない。

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2009年6月16日 (火)

神戸 しあわせの村通信 19 北口ゲート

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長田箕谷線から入る。写真クリックで画像拡大

自動車でしあわせの村に入るのは、大きく分けて南北入り口2箇所のどちらかを通る。しあわせの村病院前からは、三の宮貿易センタービル、駒ヶ林、名谷、神鉄西鈴蘭台駅、神鉄谷上駅と神戸駅2系統と、合計7系統のバスが発着しており、このどちらかのゲートを通る。どちらもかなり急な坂道になっている。今日は北入口の話をしよう。

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長田箕谷線のしあわせの村に分岐する信号から入って、バス道をしばらく進むと、遊歩道が左に分かれる。ここから500メートルほどバス道を走ると北入口ゲートに至る。左を採って遊歩道を進むと、距離は少し短くなるが、かなりの勾配になる。下る時は重力のせいで走り出しそうになる。

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坂道が曲がっていて一枚の写真にできない。クリックで写真拡大

赤茶色の変形レンガが敷き詰められ、手入れの行き届いた奇麗な遊歩道だが、この道を下から登るのは、かなりきつく、急ぐとアゴが出そうになる。それでも遠回りはいやなので、ランニングをしている人以外は、たいていこの道を往復するようだ。

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バス道と遊歩道とを分ける斜面には、広い面積、目の覚めるような黄色い花が群生していて、眺望絶佳。風に吹かれて全体が揺れるさまなど、長閑な田園風景と言おうか、眼を細めて眺めると幻想的な雰囲気になる。花の名前は知らないが、一重やら八重やら、こぼれ種が勝手に生えているような感じだ。

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2009年6月14日 (日)

ドルはどうなる

愛読しているメールマガジン田中宇 (たなか・さかい) の国際ニュース解説の5月19日号連銀という名のバブルに、えらいことが書かれていたので、一部を引用する。

 米国の中西部、ロッキー山脈地帯にあるモンタナ州議会では最近、連銀 (FRB) が発行する紙幣を唯一の通貨とせず、金や銀の地金、もしくは地金に裏打ちされた通貨を、州政府や民間ビジネスのお金のやり取りの中で使えるようにする法案が提出された。

連銀がドル紙幣を刷りすぎているため、いずれドルの価値が下落してインフレがひどくなるとの予測に基づき、その被害を緩和する目的で、この法案は、ドル減価の影響を受けにくい金銀を通貨の一部として導入することを提案している。

同様の法案は、今年に入って、インディアナ、コロラド、ミズーリ、ジョージア、メリーランドなどの州議会でも提起されている。

つまり、ドルの価値が低下することを見越し、米国の一部の州で防衛策を講じはじめたことになる。アメリカ人自身が自国通貨を信用できなくなってきたわけだ。すると今度は、日経新聞朝刊6月12日の7面に、


金融危機で途上国支援の資金が足りなくなっているIMFは5月に金融市場で流通する債券を初めて発行すると発表していた。SDRはドル、ユーロ、円、英ポンドの4通貨で構成する合成通貨単位。インドとともに有力な新興4カ国を意味するBRIsのうち3カ国が6月になって相次ぎ購入を表明した。ロシア中央銀行は同時に米国債を売却する方針も示した。

という記事が載った。ドイツでは昨年9月、シュタインブリュック財務相が議会で 「米国は国際金融システムにおける超大国の地位を失う。」 と発言した。また、サウジアラビアなどペルシャ湾岸のアラブ6カ国 (GCC) も、通貨を統合して、ドルに代わる新しい基軸通貨を考えている。

日本では未だにドル建ての預金をしている人が少なくない。年金などの金融商品を買っている人も多い。政府自体が大量の米国債を抱え込んでいる。米財務省の統計によると、中国の米国債保有額は3月現在で 7,679 億ドルと国別で首位だが、日本は 6,867 億ドルで2位になっている。

これ以上ドルの価値が下がる前に、アメリカが財政破綻をする前に、早くドルも米国債も売り払ってしまうべきではないだろうか。

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2009年6月13日 (土)

「軽いタバコ」 はリスクを軽減するか

All About のメールマガジン、「 All About 健康・医療 メールマガジン」 を愛読している。その 「Vol.175 2009.06.10」 に 「1mgなら安全? 意外と知らない軽いタバコのがんリスク (タバコ・禁煙)」 という記事があった。そこからのリンクで、タバコ・禁煙を読んだ。

通常は、「軽いタバコ」 といえば、紙巻きタバコの葉の成分を工夫してニコチンやタールの量を減らしているような気がしませんか? しかし、実態はそうではありません。タバコの葉の中身は、ほとんど変わらず、フィルターだけが異なります。

「軽いタバコ」 のフィルターには、その周囲にぐるりと小さな穴が並んでいます。つまり、タバコの煙を吸い込む際に、周囲の穴から空気が流れ込んで、結果的に煙が薄まる、というのが基本的なからくりです。

「なーんだ」 という感じですね。しかし、このからくりのために、人は、強い刺激を求めて強く吸い込んだり、フィルターを深くくわえて無意識のうちに、小さな穴を塞いで吸っていたりします。

つまり、「軽いタバコ」 というのは幻想で、体への悪影響はほとんどかわらないということです。

昔からピースの香りが好きで、学生時代から今まで一貫してピースを吸ってきた。両切りは葉の切れ端が口に入りやすいので、途中からフィルター付きの 「ロングピース」 に切り替えたが、タール21mg、ニコチン1.9mgで、ほぼ最強のようだ。ただし自宅では両切りの缶ピーも吸っている。

缶ピーだと、タール28mg、ニコチン2.3mgだから、「ロングピース」 といえども、フィルターに空気穴が、かなりあいているのが判る。ウイスキーをストレートで飲んでも、ロックや水割りにしても、摂取しているアルコールの量に変わりがないのと同じことのようだ。

しかしこの記事は本当だろうか。周りを見回しても、低タール低ニコチンに誘惑されて、「軽いタバコ」 に切り替えた人は少なくない。中にはハッカ入りを買って低ニコチンの薄さをごまかして吸っているのもいる。水割りウイスキーの水っぽさをごまかすのに、ハイボールを飲んでいるみたいだ。

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2009年6月12日 (金)

ビヨウヤナギ (美容柳、未央柳) とキンシバイ (金糸梅、ヒペリカム)

6月に入ると、しあわせの村でもビヨウヤナギやキンシバイが一斉に咲き始める。どちらも花つきがよいので、満開時はたいへんに美しく見応えがある。庭に一株ずつ植えてみたいな、と思いつつも、そのままになっている。タキイ種苗の通販カタログにも載っていないようだ。

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ビヨウヤナギ、この写真をクリックすると、大きな画像になります

黄色い大きな花弁が特徴だが、ビヨウヤナギはたくさんある長い雄しべが立ち上がる姿が目を引き、豪華な感じで、ルノワール描くところの豊満美人という感じがする。対するにキンシバイの方は、さしずめ竹久夢二の楚々たる美人ということになろうか。

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ビヨウヤナギ、この写真をクリックすると、大きな画像になります

ビヨウヤナギは、オトギリソウ科オトギリソウ属に分類される1.5メートル程度の半落葉小低木で、学名は Hypericum chinense、Hypericum monogynum。原産地は中国で、日本には徳川時代に渡来し、主に庭園、花壇などに植えられてきた。

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ビヨウヤナギ、この写真をクリックすると、大きな画像になります

花は花径6センチほどの黄色い5花弁があり、キンシバイにも似ているが、雄しべが長く伸びて咲くところに特徴があって区別できる。葉は一対ごとに直角の十字対生する。

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キンシバイ、この写真をクリックすると、大きな画像になります

キンシバイもオトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木で、学名は Hypericum patulum。原産地も同じく中国で、約200年前、江戸時代に渡来している。ビヨウヤナギのようにオシベは長くないが、たくさんあって5群に分かれている。

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キンシバイ、この写真をクリックすると、大きな画像になります

雄しべが金の糸のように見えるところから金糸梅となづけられたもよう。キンシバイは、ビョウヤナギより花も葉もひとまわり小さい。花はキンシバイがカップ状に咲くのに対して、ビョウヤナギは平開する。キンシバイの葉は一対ごとに少し角度がずれている2列対生だが、枝によって直角に近いものもある。

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少し角度がずれた2列対生 ほぼ直角の2列対生
キンシバイの葉。この写真をクリックすると、大きな画像になります

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直角2列十字対生のビョウヤナギ。写真クリックで画像拡大

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2009年6月 9日 (火)

タイサンボク (泰山木、大山木)

5月末ごろになるとタイサンボクの花が咲き始める。しあわせの村外周遊歩道を歩いていると、独特の甘い薫りに包まれる。見上げると街路樹のタイサンボクが、白くて巨大な花を上向きに付けている。高木なのではしご車にでも乗らないと、残念ながらよく見えない。

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花を下から見上げるだけなので、花に直接鼻を近づけて、濃密な香りを味わってみたいものだが、こればっかりはむつかしい。花も開いた正面を見たい。しかし、タイサンボクに登るわけにはいかないし、せめて脚立でもあればな~と、いつもと思っている。

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タイサンボクはモクレン科モクレン属の常緑高木で、学名は Magnolia grandiflora。Magnolia 、18世紀フランスの植物学教授 Magnol の名前にちなんだもので、grandiflora は大きな花を意味するそうだ。

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北米中南部、フロリダ半島を中心にしたメキシコ湾沿岸の暑い地方が原産地で、明治初期、1873年に渡来したとか。葉は長さが20センチ前後で、表面には光沢があり、裏面は毛が密生しており金色に見える。花の終わったあとの子房 (雌しべの付け根) がそのままふくらんできた形の実になる。

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2009年6月 7日 (日)

エスカレーター、階段、歩く

先日、会社の同僚が、歩いていて転倒した。両膝と肘に盛大な擦り傷と青あざをつくっていた。それだけのことで、骨折も捻挫もなく、被害軽微が不幸中の幸いだった。以前には別な同僚が、お酒を飲んだ千鳥足で、エスカレーターに乗ろうとして、やはり足を踏み外して転倒した。

その時、彼はエスカレーターのギザギザになった床面に額を激突させてしまった。昔なら武士の向こう傷は名誉だったが、おかげで長い間、額に大きな絆創膏を貼って出勤していた。かけていた眼鏡も潰れてしまって、よくも眼をやられなかったことだ。これも不幸中の幸いか。

毎日のように、「しあわせの村」 へ歩きに行って、足腰の筋力維持に努力してはいるが、何しろ喜寿ともなれば、いつ転んでもおかしくない。転んで骨折でもすると、運が悪ければ寝たきり老人になってしまう。それは嫌だ。まだまだ旨いものを食べに行ったり、好きなお酒で酔っぱらったりしたい。

だから歩く時は過剰なぐらい注意する。年を取ると摺り足でつまずきやすくなっているから、足を高く上げて、脇目もふらず、余計なことも考えず、今は歩いているんだぞ、と自分に言い聞かせ、滑らないか、つまずかないかと、ひたすら歩くことに専念している。

摺り足といえば、ハイヒールを履いた女性が、重心をつま先に移して、踵とつま先とが同時着地するような歩き方をしているのを、よく見かける。当然、背中を丸めて前屈み気味、あごを突き出した姿勢になる。せっかくのプロポーションもかたなしで、ハイヒールが泣いている。

あごを引き胸を張って、まず踵だけで着地し、遅れて地面に付いたつま先で、蹴るようにして前へ進んで欲しい。膝もしっかりと伸ばして欲しい。臍下丹田を意識して、そこからぐんぐんと前進すればよい。そうすれば美しい容姿も映えて、喜寿じじいにとっても目の保養になるというものだ。

脱線してしまったが、階段、エスカレーターは、必ず手すりを使う。エスカレーターは停電や故障で突然止まることもある。ぼやっとしていると転倒する。だから、必ず手すりを、しっかり握るようにしている。新型ウイルスが付いているかも知れないが、そんなことにはかまっていられない。

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2009年6月 4日 (木)

神戸 しあわせの村通信 18 階段

しあわせの村に入るには、急な坂道か長い階段を下らなければならない。だから、谷底に造られている、と思っていた。ところが最近、まだ下に谷底があるのを知った。いつも歩いている遊歩道から、木立の中に吸い込まれそうな、長~い下り階段を見付けた。

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途中に短い踊り場。写真クリックで画像拡大

で、好奇心からその階段を下りてみた。階段の先は、山間の散歩道といった感じ。両側は木が生い茂り、だらだらとした道が続き、さらに下方の谷底聚落へと続いていた。帰りが大変だった。階段100段目と150段目のところに、誰かが数字を刻んでいて、結局186段あった。

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そういえば、3月20日のしあわせの村通信 12 朝市とトリムで書いたトリム園地へ入るのも、長い下り階段が待っている。数えてみると138段あった。子供たちには長距離滑り台があって楽しいが、大人は大変だ。

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先日、ウイークデーの早朝、あたりに人がいないのを見すまして、この滑り台に挑戦してみた。当然だがローラも堅かったし、段差になっているところでは、ごとんごとんと、肉の落ちた尻の骨が直撃されて、何日も痛みが取れなかった。馬鹿なことはやるものではない。

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2009年6月 2日 (火)

外来語、翻訳、カタカナ

毎日毎日カタカナ語の氾濫に悩まされる。イノベーション、インセンティブ、エッセンシャル、エビデンス、カミングアウト、コンシェルジュ、コンセプト、スキル、スキームなどなど無限に近い。コメディカルなどという和製英語もあり、外来語辞典だけでなく、国語辞典などにも載っている。

中国文化だけを受け入れていた昔は、外来語とはいえ、意味の見当が付く漢字だったから、どうということもなかった。幕末から明治にかけては、西欧文化がどーっと流れ込んできた。当時の人たちは、それを四苦八苦しながら漢字に翻訳して新語を作った。

西周(にしあまね)や福沢諭吉、中江兆民、坪内逍遥、森鴎外などは、「哲学」、「概念」、「演繹・帰納」、「心理学」、「現象」、「想像力」、「消費」、「権利・義務」、「文学」、「小説」、「脚色」、「共和・民主・自由」、「鉄道」、「演説」、「為替」などを造ったといわれている。

また、「文化」、「作者」、「運命」、「男性・女性」、「業績」、「象徴」、「芸術・美学」、「人民」、「議会・政党」、「歴史」 なども彼らの労作とのこと。一方、日本で作られた 「市場」、「組合」、「時間・空間」、「体育」、「代表」、「重軽工業」、「土木」、「百貨店」 などは、そのまま中国語になっているそうだ。

日経新聞朝刊の最終ページには、「交遊抄」 という小欄があり、名の通った方々の投稿が載っている。その欄が日曜日だけは 「うたの動物記」 となる。和歌や俳句などに取り上げられたた動物について、歌人の小池光さんが、おもしろいエッセイ風の読み物をお書きになっている。

5月24日は 「カメレオン-変幻蜥蜴に魅せられた夭折作家」 で、生誕百年を迎えた中島敦が取り上げられている。その中で楽しい記述を見付けた。

遠い熱帯の爬虫類であるカメレオンには和名がない。いささか残念なので和名を考えた。

変幻蜥蜴

というのはどうだろう。おごそかにも妖しく、数倍存在感が重厚になるように思われる。

最近の外来語がカタカナ語に訳されるのは、翻訳者の日本語力が低下したわけではないだろうが、安易に流れすぎている。それに、カタカナ語のほうがカッコいいと思う人がふえたからではないか。西欧コンプレックスかも知れない。国産の商品名までがカタカナ語になっている。

せめて企業名や商品名ぐらいは漢字にして欲しい。エビデンス (証拠)、イノベーション (改革)、インシデント (阻害要因) などと、カタカナの後にわざわざカッコ書きで漢字を書いている文書に出会うこともある。それぐらいなら、エビデンスではなく、証拠と書けばよい。

上の変幻蜥蜴など、ヘンゲントカゲと音に出してみると、また格段のおもむきがあり、すばらしい響きだと思う。れっきとした日本語があれば、日本語を使う。無ければ、工夫を凝らして、新しい漢字の日本語をつくればよい。外国語をそのままカタカナにするような怠惰からは足を洗って欲しい。

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