日本漢字化連盟
6月2日付け外来語、翻訳、カタカナと、6月25日に書いた外来語、翻訳、カタカナ 続編の続きみたいなものだが、翻訳については、もう少し言いたいことがある。
日経新聞の毎週日曜日にだけ連載されている、歌人 小池光さんの 「うたの動物記」 7月5日はコウモリだった。一部を引用させて頂く。
| ペリー来航の際、一行の中に洋傘をさした人物がいて蝙蝠を連想させた。...インバネス・コートをトンビに、アンブレラをコウモリに、明治人の言語感覚のなんと自在な楽しさよ。 |
インバネス・コートのトンビは、最近は着る人がいなくなって、とんと見かけないが、戦前には着物姿の祖父が、冬に羽織っていたのを憶えている。コウモリという言葉も和傘が一般的でなくなたので、あまり使わない。単に傘とか、雨傘・日傘などという。
そういえば戦前は番傘の方が安くて一般的だった。コウモリ傘はどちらかというとヨソイキという感じ。雨々降れ降れの童謡にあるとおり、母さんのお迎えはジャノメか番傘だった。昨年7月26日のジャノメチョウ(ナミジャノメ)をご覧いただきたい。
脱線から戻って、足を入れる袋がタビ 足袋ならソックスは靴下。ハンチングは鳥打帽 (とりうちぼう)。ボーラーハットよりも山高帽の方がよく通っている。エンビフク 燕尾服に至っては、英語のイブニング・テイルコート Evening Tailcoat という言葉を知らない人の方が多い。
フォトが写真でカメラが写真機、テレフォンが電話。ペンシルが鉛筆でファウンテンペン fountain pen が万年筆。パンツが猿股。ならば、アンダーシャツを西洋肌襦袢 (ハダジュバン)、シャツを洋襦袢 (ヨウジュバン) にしてもよかったように思う。ビニールは防水布 (ぼうすいふ) ならどうだろう。
みんなでカタカナ外来語をどんどん漢字化してはいかが。日本漢字化連盟でも立ち上げて、どなたか会長になって頂けるとありがたい。アリガタイ、ナラ 蟻が鯛なら、イモムシは鯨。
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